ブラシ設定のすごさと簡単な自作ブラシの作り方を紹介
デジタルでお絵かきをされる方はPhotoshopやclipstudioなどのお絵かきソフトはご存知だと思います。このソフトには初めからいくつかの種類のブラシ設定が入っているのですが、新しいブラシのデータをダウンロードしたり自作したりできるんですよ!
最初は設定めんどくさいし、今あるやつを使えばええやろと思っていたんです。でも試しにブラシを作って使ってみたら完成度があがりましたよ!マムルがあなぐらマムルにレベルアップしたくらいに(風来のシレン好きあつまれー)
ブラシ一つでは実感が薄いかもしれませんが便利なブラシがたまっていくと将来の資産になるんじゃないかと感じました。
ブラシを自作したときの変化
ブラシの設定の仕方ははすでにいろいろなサイトで紹介されていますから今回は私の絵を見てください!華麗なるビフォーアフターをお見せしましょう。
ビフォー
アフター
アフターの方が雰囲気出てる感じがしませんか?ブラシを作ると少ない手数で雰囲気を向上させることが出来てしまうんです。今回はこの自作ブラシをどのように作ったかを紹介します。
やること自体はは簡単でブラシの形状を書いてお絵かきソフトに登録するだけです。
ちなみに今回はclipstudio paintを使っています。
ブラシ形状の作り方
この葉っぱの雰囲気を出すもじゃブラシの作り方は
選択範囲をざっくりと作って
塗りつぶした後に
ギザギザになるように意識しながらランダムに消しゴムで削っていきます。
削り終わった後に細かく残ったごみを軽く取り除いたらブラシの形状は完成です。
ブラシの形状が出来たらお絵かきソフトに合わせたブラシの設定をすれば使えるようになります。
ブラシを自作しているとなんだかプロっぽいなんて考えてモチベーションも上がりますし、思い通りの効果が表れると楽しいですよ。
ここでは簡単に書きましたが私はこの形を作るのに1時間も費やしてしまいました(笑)
この程度であれば本来は数分あればできると思うんですが、妙に細かいところにこだわってしまって時間を使ってしまいました。
ブラシに適用したあとは小さな状態で出力されるので、大まかにギザギザが出来ていればちゃんと使えます。
なので細かなごみ取りなどに一生懸命にならずある程度形ができたら一旦ブラシ登録して使ってみると時間の節約になると思います。
ブラシ形状の元の画像はレイヤーに残した状態で、試しに使ってみて上手く思うような表現ができないときにはレイヤーに戻り元画像の微調整をしてみてください。
ブラシ形状を考えるときに気を付けたい点
ブラシを作るときに気を付けると良いなと感じたのは、ブラシのストロークを活かしたブラシを作るときです。
毛先の跡を残した表現のブラシを作るときに最初は下図のような四角い形で作ってしまいました。
この形で作ったときの問題点は一方向にしかきれいな筆跡が残せなくなるのです。このブラシ形状を使ったときの結果が次の画像です。
この横に線を描いたり、カーブさせても縦方向に筆の跡がついてしまいます。
これを解決するためには縁を意識したブラシ形状を作る必要があります。今回作ってみたのが次の画像です。
円の中に点をちりばめた形になります。このように作ることで、筆運びに合わせた筆跡を残すことが出来ました。
実際に描いてみたものが次の画像になります。
少し荒いですが筆が進んだ方向が伝わると思います。
このように筆の跡を残したブラシを作るときには縁を意識した配置でブラシ形状を作っていくと成功するようです。
まとめ
表現に合わせたブラシを作ることで絵の雰囲気がすぐに向上します。作り始めたときは難しく考えずにとりあえずのイメージで作ってみましょう。悩んでいても正解は描いてみないとわかりません。
ブラシの跡を残したいときには描いたときのイメージそのままではなく、円を意識した素材を使うことで成功しやすいです。
ブラシを作ることが苦手な方やめんどくさいと思った人はフリー素材としていろいろなものが配布されていますので探してみてください。clipstudioでは公式サイトでたくさんの人が素敵な素材を無償配布や販売をしていますよ。